フォーミュラを駆る心理学者のブログ
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レースに勝つためには,対人的記憶力が必要である
2012年06月26日 (火) | 編集 |
2012年F1ヨーロッパGPを見て。
以前の記事で考察したように,
レースには駆け引きが存在し,それは心理学的な解釈がなされるべきものである。

この記事では「囚人のジレンマ」を例に取り,
競争関係にある2者(2車)が両方とも「非協力」の選択をすると破滅的事態に陥ることをレースと対比させた。

このとき,競争相手の過去の振る舞いを十分に記憶し,
それを次の一手の判断材料とすることができれば,ジレンマを上手く解決する糸口となる。

アクセルロッドという研究者によれば,
囚人のジレンマ課題ついて多様な戦略プログラムを対戦させ最終的な成果を比較したところ,
「応報戦略(tit for tat strategy)」が最も適応的な戦略であるという。
相手の非協力に対しては,こちらも非協力を,
相手の協力に対しては,こちらも協力で返すという「お返し」戦略である。

完全非協力戦略を相手にした場合は,
初手で「裏切られ」て少し損をするものの,それ以降は相互非協力となり,騙され続けることはない。

一方,完全協力戦略を相手にした場合は,
良好な相互協力関係を形成することができ,最終的な成果は高くなる。

このケースでは直近の1手のみが判断材料となるだけであるが,それでも成績は高い。
おそらく,競争相手についてもっと前の行動パターンを記憶していれば,
さらに適応的な行動を選択することができるだろう。


レースもまた同様であると考えられる。

競争相手の過去の振る舞いを充分に記憶し,
そして次の一手で,自分の利得が最大限になる選択をするのである。

「自分の利得が最大限」というのは,必ずしも相手を出し抜く事だけを意味しない。
相手からの非協力の「お返し」も想定し,相互協力関係を建前上築くという場合もあるだろう。

いずれにしろ,レースに勝つためには対人的スキル,特に,対人的記憶力が必要になると思われる。




・・・・・

ヨーロッパGPでは,
数名のドライバーについて,
このような対人的記憶力が欠如していたと思った,今日この頃。

(=`ェ´=)にゃー
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