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フォーミュラを駆る心理学者のブログ
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やっぱりレースは面白い(心理学・経済学・数学の視点から)
2009年10月19日 (月) | 編集 |
久々に心理学っぽい記事,そして小難しい話です。

※微妙に専門外な話をするので,学術的正しさに欠けるかもしれません。
 その点はご了承下さい。
 ・・・べつに専門としてこの記事を読む人はいないか(^^;)
「ゲーム理論」というものをご存じでしょうか。

定義は,
「目的を持つ複数の主体が、定式化された制約条件下で戦略を持ちそれぞれの目的達成に向けて行動する状況での、個々の主体や集団としての振る舞いについて研究する学問」
なんだそうですが,
平たく言うと

・2者以上が存在し
・各プレーヤーがとれる行動は一定の選択肢に限られており
・勝敗は自分の選択だけでなく,相手の行動がどのようなものであるかに影響される状況

要するにオセロや五目並べのような状況です。
※麻雀など,確率的な要素が入るものは,とりあえず除外。

このような状況を「ゲーム」といいます。
「ゲーム」は数学,経済学,そして心理学(社会心理学)などの
分野で取り扱われており,
特に心理学では社会の中での資源の交換(社会的交換)の
研究の題材として用いられてきました。

数学の分野では
『ビューティフルマインド』という映画にもなった,
ジョン・ナッシュの研究が有名ですね。
まあ,この映画の主題はゲーム理論の話よりも,
その後の数奇な運命の話ですが。


有名な「ゲーム」状況としては,
「囚人のジレンマ」があります。

これは,2名の容疑者がいて,
各容疑者は「黙秘」か「自白」のどちらかを選ぶことができます。

両名黙秘:別件逮捕によって,両名共に軽微な刑
自分自白,相手黙秘:自分には恩赦が与えられ,無罪。相手は無期懲役
自分黙秘,相手自供:相手には恩赦が与えられ,無罪。自分は無期懲役
両名自白:両名にやや重い刑

つまり,相手を出し抜いて自白する(非協力)か,
自他共に守りの一手である黙秘をとる(協力)か,
という状況です。

この場合,この状況が1回だけしか与えられない条件では,
明らかに自白した方が得です(無期懲役という最悪の状況を回避でき,あわよくば無罪をねらえる)。
ところが,もしこの状況が何回も続き,その相手と何度も「ゲーム」しなければ
ならないという条件においては,
「裏切り」に対しては相手から「しっぺ返し」される事が想定され,
そうなると相互非協力の状態におちいってしまい,
お互いに協力した場合よりも利益は少なくなってしまいます。
相互非協力はお互いに破滅的な状況だといえます。

自分だけ得をしようと思っても,なかなかそうはいかないわけです。


さて,ちょっと話がそれましたが,この「ゲーム」状況,
レース,特に接近バトル時の状況はまさに「ゲーム」と
いえると思っています。

各ドライバーはそれぞれが「勝つ」ことを目的としており,
しかもその「勝ち」は自分の行動だけでは決まりません(バトル時限定)。

勝つためには相手をブロックしたり,
オーバーテイクのために車体を鋭くねじ込むような進入を試みる
ことがあります。
これらの走りは,相手を出し抜いて行う「非協力」といえるでしょう。

ここで問題となるのは,
双方がブロックと鋭い進入を選択し,クラッシュに至るケース。
「ゲーム」の言葉で言えば「相互非協力」の状態であるといえるでしょう。
相互非協力では最終的な利得は非常に少なく,
双方にとって破滅的事態といえます。

そこで,各ドライバーは相手の動きを読みながら,
どうやったらその「相互非協力」の状態にならないか考えながら
自分の一手を選ぶのです。

もちろん,「走り」はどこまでが「協力」で,どこからが「非協力」か,
と定義できるようなものではありません。
その基準も個人ごとに違いがあるでしょう。
だからこそ,相手の動きを読み合うのです。

まあ誰しもミスをしますから,
故意か過失かという余地は残るんですけどね。


ここで面白いのは,
ルールで規定があるわけでも,誰かにそういった駆け引きをしろと
命じられているわけでもなく,自然にそういった「振る舞い」が形成されてくることです。


実に面白い(by 湯川学 ガリレオ)



ま,なんだかんだ言ってレースは面白いですよと。

ではまよ? (=`ェ´=)にゃー

コメント
この記事へのコメント
うむうむ。
・・・

・・・

・・・。

これはまた、難しいですね。知恵熱が出ますw

レース中はそれを無意識のうちに(無意識?)判断していると。
そういわれれば・・・。という感想しかなく、すいません。

自分としては、
協力しているように見せかけて、結果的に前を取る
というのを考えているような気もしないでもないですね。
要するに嫌な奴ですw

他者から見ると自分はどうなんでしょうね?
それも協力するべきかどうかの判断材料になるとしたら・・・。

・・・頭が煮えてきたので、この辺でwww

また、いずれ。
2009/10/21(水) 19:39:04 | URL | L.Remillia #TQca9Ju6[ 編集]
Re: タイトルなし
>L.Remilliaさん
コメントどうもー
先日はレースありがとうございましたw

> これはまた、難しいですね。知恵熱が出ますw

まあ,無駄な小難しい話ですw
レースを心理学的にとらえる人もいなければ,
レースが趣味な心理学者ってのもいないんでしょうね。
絶賛,変人化進行中ですw

> 協力しているように見せかけて、結果的に前を取る
> というのを考えているような気もしないでもないですね。
> 要するに嫌な奴ですw

いや,たぶん全員そうです。
だって,全員勝つこと(前に出る)を目的として走っているわけですからw
その中でこのような「駆け引き」が自発的に形成されてくるんですよね~。
興味深い。

> 他者から見ると自分はどうなんでしょうね?
> それも協力するべきかどうかの判断材料になるとしたら・・・。

そう,そこがポイントですw
相手が自分をどのように認識しているのかがわかれば,
その相手との「駆け引き」を制するための大きなヒントになるわけですw

とはいえ,難しいのは(当たり前ですけど)相手が誰なのかということによって
自分のイメージが変わってくることです。
その相手との対戦経験数やその結果(順位維持 or 順位変動 or クラッシュ・・・w)によって,
それは変わってくるわけですね。

だから,相手とのバトルを制するためには,
自分の運転技能の高さに加えて(あるいは,むしろそれよりも)
記憶力が必要なのかもしれませんw

なんてことを考えていたり。

では,まよ~w (=`ェ´=)にゃー
2009/10/22(木) 10:32:29 | URL | 黒猫山登 #-[ 編集]
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